情報の信頼性と透明性
impactlake Platformでは、掲載情報が常に一律に「正しい」とみなされるのではなく、情報がどこから来たのか、いつの情報なのか、どのように作成・確認されたのかを可能な範囲で明らかにすることを重視しています。
利用者が情報の根拠と状態を確認し、利用目的に応じて信頼性を判断できるようにすることが、Platformにおける情報品質の基本的な考え方です。
情報を判断するための表示
情報の信頼性を構成する要素
情報の信頼性は、単一のスコアだけで判断できるものではありません。Platformでは、主に次の要素を確認できる状態を目指します。
- 誰が公開・登録した情報か
- どの資料やデータを情報源としているか
- いつの期間を対象とした情報か
- いつ取得・更新された情報か
- AI抽出、利用者登録、公式登録等のどの経路で作成されたか
- 人または企業・組織による確認が行われているか
- 実測値、推計値、目標値、定性的な説明のどれに該当するか
- 第三者保証、認証、外部評価等が存在するか
情報源と出典
公開情報をもとに作成されたデータについては、可能な範囲で原典を確認できる情報を表示します。
- 情報の公開元
- 資料名、レポート名
- Webページまたは資料のURL
- 対象年度・対象期間
- 該当ページまたは該当箇所
- 取得日・最終更新日
元資料の著作権その他の権利に配慮し、原文や図表をそのまま転載するのではなく、事実、指標、構造化されたデータ、原典への参照を中心として提供します。
情報の作成経路
Platform上の情報は、作成経路によって性質が異なります。可能な範囲で、次のような状態を区別して表示します。
公開情報からの収集
企業、官公庁、国際機関、研究機関等が公開した資料をもとに収集した情報です。
AIによる抽出・構造化
公開資料等からAIが情報を抽出し、所定のデータ項目へ整理した情報です。AIの処理を含むことが分かるように表示します。
利用者による登録
Platformの利用者が入力、アップロード、共有した情報です。登録者と対象情報の所有者が同一でない場合があります。
企業・組織による公式確認
対象となる企業・組織が、自らに関する情報を確認、登録または補足した情報です。公式確認済みであることを表示します。
外部保証・認証情報の表示
情報またはその作成プロセスについて、第三者保証、監査、認証等が存在する場合、その旨と対象範囲を表示できるようにします。
情報品質を高めるプロセス
AI抽出情報の品質管理
AIによる情報抽出・構造化では、次のような品質管理を段階的に実施します。
- 必須項目、データ形式、単位等の確認
- 企業名、組織名、資料名等の名寄せ
- 年度、対象期間、地域等の整理
- 同一または類似データの重複確認
- 原典と抽出内容の対応確認
- 複数の情報源との整合性確認
- 情報の更新や差分の検出
すべての情報について人手による確認が行われるわけではありません。確認の有無や状態は、可能な範囲で情報ごとに表示します。
企業・組織による確認と補足
今後は、企業・組織が公式アカウントを通じて、自らに関する掲載情報を確認できるようにします。
- 掲載内容の確認
- 誤りや対象範囲の訂正
- 最新情報への更新
- 背景や前提の補足
- 公式資料や情報源の追加
- 自社が確認した情報であることの表示
企業・組織による確認は、公開情報から収集する仕組みを置き換えるものではなく、情報の正確性、鮮度、公式性を高めるための補完的な仕組みです。
誤りの報告と訂正
掲載情報の誤り、更新漏れ、情報源の不足等を利用者から受け付ける仕組みも整備します。
- 数値、単位、年度等の誤り
- 別の企業・組織との取り違え
- 古い情報または更新済みの情報
- 原典との不一致
- 追加すべき公式資料や情報源
- 権利侵害または不適切な掲載に関する通知
報告内容を確認したうえで、修正、補足、非表示その他の対応を行います。法的な通知および削除申立てについては、利用規約および各種ポリシーに定める手続に従います。
専門家・研究機関による補足
将来的には、専門家や研究機関等が、個別データに対して出典、定義、解釈上の注意、代替データ等を補足できる仕組みを検討しています。
今後の品質基盤
情報品質の可視化に向けたデータ整備
出典、更新状況、確認状態、利用状況等をもとに、情報の状態を分かりやすく示すためのデータ整備を進めています。
これは企業や事業のインパクトを一律に格付けするものではありません。表示方法は、データの蓄積と利用状況を踏まえて検討します。
対話・意見募集の仕組み
将来的には、開示情報への補足や意見交換を通じて、情報の理解と品質を高める仕組みを検討しています。
評価と保証の境界
情報の評価と企業の評価を分ける
「掲載されている情報の信頼性」と、「掲載対象となる企業や取組のインパクトが高いか低いか」は異なる問題です。
Platformにおける品質表示は、主として情報源、更新状況、確認状態等を示すものであり、企業や事業の価値を一律に格付けするものではありません。
Platformが保証する範囲
Platformは、情報源や作成経路を明らかにし、情報の品質向上に努めますが、掲載情報の完全性、正確性、最新性、特定目的への適合性を保証するものではありません。
重要な意思決定に利用する場合は、必ず原典、対象企業・組織の最新の公式情報、適切な専門家の見解を確認してください。
